『Sound Orion Solo Collection』について-2

ちょっと!!!!!!!!!!なにこれ!?!?!?!?!?!?

ソロコレです。

は!?!?!?なに!?!?!?!?

 

黒木さん、これもう『illuminations』ちゃうやん!!!!!『illuminations(黒木ほの香ver.)』やん!!!いやそう書いてあるやん!?!?え、別物じゃん、全くの別もよ……素で打ち間違えた、別物じゃん!!!!ひえーーーーーーーーーー、遊園地……!だけど、これは今回のソロコレのプロローグですね分かります。原曲より輝きが増したように感じるこの『illuminations(黒木ほの香ver.)』、メロディのアレンジと歌詞と黒木さんの優しさと儚さと明るさがいい具合に混ざった歌声がうまく重なっていて、原曲とは異なる一曲としてまた新たな魅力が見えたとともに、今回のソロコレにエンタメ性があることと、「各々の色を輝かせる」という意味合いがあるんじゃないかって思わせるのに十二分な役割を果たせている。最高か?

小峯さん、『ブランコリック』じゃん!(?)この曲が好きな気持ちが滲んでますね?内側でぐるぐる回るようなこの歌を真っ直ぐな歌声に乗せて歌うと、こんなにも真っ直ぐな歌になるものなのですね。小峯さんは純度のある歌声だと思うのだけど、だからこそ繊細な歌がその良さに合うと思っていて、この曲は静かな歌ではないけれど、その秘めた熱さと繊細さを発揮できるもので、だからこそ彼女の魅力も十分光っている。最高か?

成海さん、天才か!?!?!?!?!?エンタメの大正解を引いた。真似しつつ、ネタにしつつって感じとオリジナリティを混ぜる感じ、ただひたすら本人が楽しそうなのがビシバシ伝わってきてそれがめちゃくちゃ良いし、だけどそれが独りよがりにならないのが彼女の魅力で、それがよく分かる一曲だった。声色の変化を楽しめるのはもちろん、聴いてて本人の楽しそうな姿も浮かび、それを思ってこちらが笑顔になってしまう、類稀な才能が存分に発揮されていた。最高か?

汐入さん…………かわいい…………『無重力ランデヴー』、元から可愛い&ノリがいいことであまりにも有名(わたしの中で)だったのに、今回のアレンジと汐入さんの歌い方と歌声のおかげで、原曲と異なる可愛さ&ノリの良さが生まれていて、一曲としての完成度も高くなっていた。いやあ、かわいい!踊りたくなる!踊れないけど!狙ったかわいさではないのがまた良くて。元の声の可愛さがあるから、普通に歌うだけで滲み出るんですよね、かわいさがね!あとリズムを外した歌い方とか、こう、少し捻った感じの方が汐入さんの可愛らしい歌声に合ってる。小悪魔的な可愛さですよね。でもくどくない甘さ、やみつきじゃん……本人はわりと天然寄りなのになんだそのギャップはやめなさい。え、まって、もしかしてわざと……?最高か?

 

小山さん。

好きです。

終わります。

 

いやまって、まって…………………………。

泣いたんですよね。後半になるにつれて、曲が盛り上がっていくのに合わせて、彼女の歌声もより伸びやかに、上に下に横に奥に広がっていく感覚。芯の強さが増していく感覚。確実に質量のあるなにかがジワっと染み込んでくる感覚。わたしはたぶんこれが大好きなんですよね。言葉がなくても伝わってくる感覚……………込められた感情が容赦なく耳から流れ込んでくるんすよ!?!?!?無理じゃん泣くじゃん……。この歌はサンドリオンを表してる一曲であり、小山さんを表してる一曲でもあると思っているんだけど、それをこのCDの締めに持ってくる強さと、それを担える小山さんの力。彼女が歌えば歌うほど曲の世界は広がっていって、またさらにこの曲の強度を高めていく。そして、そうやってこの曲の魅力が増していくことが彼女自身、ひいてはサンドリオンというユニットの強さにも繋がっていくようにも感じます。

………………最高か?

 

 

以上が聴いた直後の熱々の感想となります。いろいろ手直ししましたが。こわいね、自分がね。

ところで、CD一枚を通した解釈は以前にも書いたとおりで。

『SoundOrion Solo Collection』について - フイルムの奥の奥のほう

でも、こうしてひと通り聴いた上で一部訂正したいんですよね。

各々の色が濃く出るソロバージョンで各曲を歌うことで、曲の味も各人のカラーも深まっていく

そうして深まることで、逆に浮かび上がってくる鮮やかな色たち

以上のあたり、特に「深まる」「色」という表現はちょっと違うのかもなと思いました。

「深まる」のではなく、「輝きが増す」のだと思う。「色」ではなく、「光」。サンドリオンは色で例えられるのではなく、彼女たちはそれぞれが輝く光であり、星なんだと思います。ソロコレをひと通り聴いて、色みたいに重なって濃くなるというより、光の三原色のように、重なって明るくなっていく存在なんじゃないかと思いました。だから、「深まる」のではなく「輝きが増す」。それぞれがそれぞれの個性を輝かせ、それらが重なることで、サンドリオンという存在も浮かび上がり、その光も強くなっていくんじゃないだろうか。

 

ここまで書いてはたと思い出した『Wander Future』。「重なり合って」と言うのは、光だから?君と描くのは、もしかして星。見上げた夜空に輝く星、オリオン座…………君のもとまで届けいるみ………………ねいと…………………………はい、一曲目に戻って出直しです。他のアルバムもシングルも聴きます。

ボッコボコにされたので心地よく寝れそう。あいむかむばっくしましたが、また戻ってこれるかな…………あいるびーばっく…………。