『SoundOrion Solo Collection』について

発売前だから妄想も妄想という感じなんでコソコソと書くけどやっぱり妄想楽しいね。興奮のあまり書き残してしまう。

 

ソロコレの曲順、時系列が完全に逆じゃないですか。時系列的に最新から古い方へと並んだ曲順になっていて。んー、このソロコレで歌っていることってもしかして、そうだな、「取り戻す」みたいなことに近い、のかなあ、いや、うーん。なんて言うのかな、外にあったものを内側へ、自分自身のものにしていくような。それを力に変えるような。外から内へ……

そう、外から内へ、そして内から外へ、の方向じゃないかと思うんですよね。

『illuminations』は、空を見上げて星を見て誰かを思い浮かべる、思い出の中のぬくもりを探してるみたいな曲。いいよね〜。オリオン座が見える場所でまた会えますようにと祈り、会いたいと願う。最終的に「会いたい」とか意思を表す言葉になっているのがいいよね。「言いたくて」とか「届け」とかね。でもこれ視点的にはオリオン座を下から眺めてる歌なんですよね。歌う人たち自身がオリオン座を作る星々であるはずなのに、その人たちはそのオリオン座を見上げて歌ってるんですよね。不思議だね……今の気持ち……。これが最新曲のうちの一つなのも気にかかってはいましたが。彼女たち自身がオリオン座のはずなんだよ。

『ブランコリック』は、黒木さんがいつか言っていたみたいに内側にエネルギーがある曲。進みたくて懸命にもがくけれどうまくいかない、それでも必ず追いつくからと歌う曲。「脱げかけた靴を履き直し」という歌詞が良いんですよね。目指す場所も見えているのに、そこに進みたい気持ちだってあるのに、自分自身はまだたどり着けないまま。身体はまだここにあるまま。見上げてた空も今は近くに感じるのにね。もどかしい気持ちを抱えながら、もがいて足掻いてうまくいかない。だけど、それでもやっぱり自分は前に進みたいんだと、目指す場所に行きたいのだと、曲の中でその決意を新たにしていくんですよね。待ってとは言わずに、必ず追いつくからって靴を履き直すの、いやあーいいっすね!いい。泣いちゃうなあ。『illuminations』で意思に変わった思いをここでまた新たに固めていく感じ。隣にいてくれたら、じゃなく、隣に行くよって言うんですよね。

『Go!Action』は、ドリオンズを迎える歌。「お待たせしました」とサンドリオンが迎えてくれる歌。ウェルカムトゥザサンドリオン〜!って感じ。ただ楽しいだけじゃなくて、目の前にいる私たちを自由にしてくれる、笑顔にしてくれる、私たち自身のままにしてくれる、だから楽しいし、そういう姿にしてあげたいという彼女たちの優しさも詰まった曲だと思う。楽しいな〜。これまで何処かにいた「君」が目の前にいる歌で、「みんな」がいる歌。この曲からここまでの2曲で溜まっていた内側のエネルギーが外へ出て行き始める。

無重力ランデヴー』は、彼女たちが宙に放たれる歌。不安のドキドキもあるけれど、それ以上にドキドキするのは高揚感のせいなんですよね。その高揚感とともに宙に飛び出す。君に会いに行くんだと、弾むように、ステップを踏むように軽やかに。やっと進めますね……だけどふわふわしている。無重力だからね。少し彷徨ってしまっているけれど、そんな彼女たちの中の銀河で輝き出すのは、オリオン座。そう、いつか見上げたオリオン座なんですよね。オリオン座は彼女たち自身なんですよ。

みんな大好き『タイムトラベル』もまた、空を見上げているんですよね。だけど、その空は「変わらない」。なくした?うそ。ずっとそこに在ったでしょう。変わらないままそこに在った。過去を振り返って、色が褪せてしまった思い出にひとつひとつ色をつけていく過程は、繰り返した後悔も溢れた涙も含めて、今の自分が見て、そして感じた色で、それすらも鮮やかにしていくこと。自分の内側に変わらず在るものを認めて、過去のものを今の自分のものにして、ひとつの架け橋に変えていく。過去があるから今があることを認める歌ですよね。そして、答えはその今にこそある。

過去を辿って、切ない想いも抱えて、それでも目指したい場所があり、その先で会いたい人がいるから困難も乗り越えてゆける。そうして強くなっていく彼女たちが、胸の中で変わらずに在るオリオン座が光るのを認めたときに、彼女たちの今は輝き出し、未来にきっとつながっていくのでしょう。

 

うおわー!やばくない!?いや妄想だが!?

そうやって強くなって進んでいく姿を感じられる、彼女たちの強度が感じられるCDになっているのではないかなあ。きっと、たぶん、おそらくね……。

あと重要なのは、各曲をソロバージョンで歌っていることですよね。ひとりひとりがきっと個性を発揮して歌っているんだろうなって思います。そうして、各々の色が濃く出るソロバージョンで各曲を歌うことで、曲の味も各人のカラーも深まっていくんだろうなあ。そうして深まることで、逆に浮かび上がってくる鮮やかな色たちが彼女たちのパワーになって、外へ、前へ向かっていくんじゃないだろうか。

それを表すみたいにCD盤面が各人のカラーを白色の上にぶちまけた、みたいな感じになってるのもー!やばない!?お衣装が白色なの、新たなスタートを感じさせるようでとてもとてもイイー!ってなっていたし、輝きが眩しい!ってなっていたんですけど、その白色の上に5色があるの、やばない!?やばい。

今の時点でここまで殴られてるわたし、来週生きてるかわからないね……あいるびーばっく。